ディズニーの不屈の名作「美女と野獣」 待望の実写化

一人の美しい王子が呪いをかけられてしまい、醜い野獣の姿に変えられてしまいます。
魔女が残した一輪のバラ、その花びらがすべて散ってしまう前に、心から人を愛し、人から愛されなければ永遠に元の姿に戻る事が出来ない……希望を失いかけていた王子、野獣と孤独な生活を共にする城の住人達。
そこに変化をもたらしたのはベルという美しい娘でした。

聡明で進歩的な考え方を持っている美しい村の娘「ベル」は閉鎖的な村人たちと対立することもあります。
しかし人と違うということを受け入れて、大切にすべき自分を信じていたいベルと、人と違う外見を持っていることに縛られ、本当の自分の価値を見いだすことが出来ない野獣姿の王子、果たして王子は本当の愛を知る事が出来るのでしょうか。

美女と野獣、またお城などの背景をみると、まったく現実離れした物語だと受け止められることも多いのですが、実は、自分を信じる事の大切さ、人を見た目で判断せず心を理解するということの尊さ等、現代人だからこそ理解したい様々な事がこの映画の中に入りこんでいます。

実写版で登場したベルはハリー・ポッターでおなじみ、エマ・ワトソン

ハリー・ポッターシリーズでも聡明でちょっと生意気、でも少しずつハリーたちと様々な困難を乗り越えながら素敵なレディになっていくハーマイオニー役を演じてきたエマが、聡明な村の娘「ベル」を演じます。

現在、エマは聡明で美しく強い意思をしっかりと発言できると大人の女性として注目され、同じ世代にも強い影響を与えるカリスマ的存在の女優さんです。
彼女もこの美女と野獣には幼いころからあこがれを持ち、4歳からずっと夢中というほどのファンです。

ベルという登場人物はおとぎの久慈の住人であることをやめ、厳しい現代を必死に生き抜く女性たちに、強くあること、己を信じて人生を謳歌する勇気を与えてくれます。
その役どころに、カリスマ性があり美しく聡明であること、さらに数々の作品で光り輝いてきたエマは適役中の適役です。

私達日本人にとっても身近なエマがベルになる意味

日本でもエマが登場したハリー・ポッターシリーズは大ヒットした作品であり、小さかったハーマイオニーが、シリーズが進むごとに成長していく姿は目に焼き付いています。
その成長を映画の中でも見守ってきた日本人にとって、エマがベルを演じるということが非常に大きな注目を集めた要因となっています。

美しく成長したエマが次第に野獣に心開き、野獣となった王子との真剣な愛に進んでいくこの物語は、美女と野獣というディズニー作品の中で親しまれてきたこととあいまって、非常に高い価値を生んでいると感じます。

現代の憧れのレディーとなったエマが魅力的に演じるベルは、幼いころから知っていたエマの成長と共に、心に深く刻まれる作品となっているのではないかと感じます。