「進撃の巨人」の魅力とは

7月 27, 2017 / By : / Category : アニメ・漫画

木目

起りえない世界だと思うけれどもしもそうだったら?というリアリティがある

進撃の巨人は、元々マンガが大ヒットとなっており、それがもとでアニメ化、映画化されより多くの方がこの物語を知る事となりました。
すでに一大ムーブメントとなっている進撃の巨人は、巨人におびえながら暮らす人々、人類がクローズアップされています。

その昔巨人におびえながら暮らす人類がいた、幾重にもめぐらされている壁に守られ、巨人に食われる、命を奪われるという恐怖を次第に失っていた人類に、突如歴史では知らされていないような巨人が登場し、簡単に城壁を崩される、そして人類はまた、巨人から逃げる人生、巨人から食べられる人生、そして闘う人生を余儀なくされるのです。

こんなことありえないと思う気持ちを大きく覆してくれるのが、巨人のリアリティと恐怖です。
とてつもない巨体の巨人が城壁の上から顔をだし、壁を崩して侵入してくる圧迫感と真実味ある描き方、このシーンにより一瞬にして恐怖に支配されます。

この巨人に立ち向かい巨人から市民を守るために必死に戦う調査兵団たちの立体機動装置、アニメや映画ではこの立体機動装置の視点がみている人の視点となり動いていくので、巨人に近寄っていくその時の光景や、街の光景、食べられている人が視界の恥に入ってくる様子など、実に見事に描かれています。

リアルな事じゃないのに異常なまでのリアリティ、この恐怖をみている人に心底感じさせてくれるマンガ、アニメ、映画だからこそ、進撃の巨人は私たちの心をわしづかみにしたのではないかと感じます。

原作とアニメのストーリー展開を変えることでよりわかりやすくなっている

原作では、調査兵団の一員、主人公のエレンの要素、また5年前に起きたあの恐怖の出来事、シガンシナ区への超巨大巨人の登場などが描かれ、どのような事が起きてどうして調査兵団に入る事になったのか、巻き戻しという視点で描かれています。

しかしアニメは物事をあえて時系列で最高性していることにより、誰がみてもストーリーがわかりやすく、またエレンを中心とした仲間たち、キャラクターが引き立つ要因となっています。

誰がみてもわかりやすい、リアリティがある物語、こうしたアニメの作り方によって幅広い年齢層の方々の心をぐっと掴み、マンガ、原作を知らずにこのアニメをみてもあっという間に引き込まれる要素を持っているのだと感じます。
アニメになったことでファン層がさらに分厚くなったというイメージです。

実写版でもこの恐怖の世界を実にうまく実写化していて、巨人の難ともいえない恐怖とどうすることもできないほどの強さ、そしてこの巨人のとてつもない大きさをしっかりと表す作品となっています。

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